
こんにちは!今日は「お酒が強い人と弱い人って、何が違うの?」という素朴だけど気になるテーマについてお話しします。
飲み会で「全然酔わない人」と「すぐ真っ赤になる人」、いますよね。
実はこの違い、体質と遺伝が大きく関係しているんです。
🧬1. 鍵を握るのは“ALDH2(アルデヒド脱水素酵素)”
お酒(エタノール)は体に入ると、「アセトアルデヒド」という毒性のある物質に変わります。
このアセトアルデヒドを分解するのが、ALDH2という酵素。
- ALDH2がしっかり働く人 → アセトアルデヒドをすぐに分解 → 酔いにくい&顔が赤くなりにくい
- ALDH2が弱い or 働かない人 → 分解が遅れる → 酔いやすい&顔が赤くなる&気持ち悪くなる
つまり、お酒の強さは**生まれつきの体質(酵素の働き)**で決まる部分が大きいんです。
🧬2. 日本人の約4割は「お酒に弱い体質」
実はこのALDH2の働きには遺伝子型があり、日本人は以下の3タイプに分けられます。
体質タイプ | 割合(日本人) | 特徴 |
---|---|---|
強い(活性型) | 約40% | 酵素がよく働く → 酔いにくい |
弱い(低活性型) | 約40% | 顔が赤くなりやすい |
飲めない(不活性型) | 約20% | 酔いやすく吐きやすい |
つまり、お酒に弱いのは全く珍しいことじゃないし、「鍛えれば強くなる」わけでもありません!
💡3. お酒の強さは訓練では変わらない!
よく「飲み慣れれば強くなる」と言う人がいますが、体質は変わりません。
むしろ無理に飲み続けると、
- 肝臓に負担がかかる
- がんや肝障害のリスクが上がる
- アルコール依存の危険も
特に**顔が赤くなる人(低活性型)**は、無理に飲むのは危険!
強い人がカッコいいなんて時代はもう古いです。
🍵4. 自分に合った「スマートな飲み方」をしよう
大事なのは、強さよりも楽しみ方!
- 自分のペースでゆっくり飲む
- 水やノンアルと交互に飲む
- 無理に飲まない・飲ませない
自分の体質を知って、無理なくお酒と付き合える人が本当にカッコいいと思いませんか?
✨まとめ|「強い・弱い」より「知ってる・守れる」が大事!
- お酒の強さはALDH2という酵素の働きによって決まる
- 体質は変えられない。訓練で強くはならない
- 自分の体に合った飲み方がいちばんスマート!
次回は「悪酔いしないためのテクニック」をご紹介予定🍹
お楽しみに!
コメントを残す